クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、群衆(crowd)と資金調達(funding)の2つの言葉を組み合わせた造語です。商品やサービス・企画など、自分が実現したいプロジェクトであったり、具現化したいアイデアを実現するために、インターネットを通じて不特定多数の人達から資金を募る仕組みになります。
クラウドファンディングの分類
「クラウドファンディング」と聞くと、「資金調達」というイメージが強いと思いますが、実は大きく分けると①寄付型、②購入型、③金融型の3つに分類されます。具体的に見ていきましょう。
分類 | 支援者リターン | 法律・規制 | 市場シェア | 成長率前年比 | 概要 | |
寄付型 | リターン無し | 所得税・贈与税 | 28% | 145.9% | NPO、個人、自治体が中心 | |
購入型 | 商品サービス | 特定商取引法 | 26.3% | 352.6% | 最も成長率が高く主に事業者、起業が実施 | |
金融型 | 株式型 | 株式 | 金融商取引法 | 3.3% | 141.7% | ・2015年から解禁予定 ・今後の成長が期待されている |
投資型 | 利益分配 | 3.3% | 141.7% | |||
融資型 | 元本利子 | 41.6% | 181.2% | 市場シェアが最も高い ・銀行、証券が優位性を持つ |
*クラウドファンディングインダストリーレポートより
購入型クラウドファンディングとは
購入型クラウドファンディングは国内においては、まだ新しい形態のECといえます。そしてここ数年、企業活動のPRや商品・サービスのプロモーションなどに最適なアプローチとしても活用されはじめています。
2018年度の日本国内クラウドファンディングの新規プロジェクト支援者数全体の約58%がこの「購入型クラウドファンディング」だといいます。「購入型クラウドファンディング」は法律上ECに分類される新しいタイプの事前予約・共同購入サービスと位置づけられています。マーケットの成長率が最も高く、企業のPR活動やプロモーションの一環として活用が今後ますます増えていくことが予測されます。
購入型クラウドファンディングの活用カテゴリー
購入型クラウドファンディングはどのように活用されているのでしょうか?
カテゴリー | 活用範囲 |
大企業 | 新規事業のテストマーケティング、新商品投入時のプロモーションとして |
ベンチャー・スタートアップ | イノベーティブな製品やサービスの開発資金調達そして事業性の検証など |
地方の中小メーカー | 優れた技術ノウハウを生かした商品開発、独自ブランドの開発など |
伝統産業 | 次世代に継承すべき技術を活用した新しい商品開発へのチャレンジなど |
クラウドファンディングで出来ること
資金調達
クラウドファンディングのプラットフォーマーを介して、様々なプロジェクトを「目標金額10,000円」という少額から募ることができます。
マーケットリサーチ
商品・製品などの本ローンチを実行する前に、ユーザーのニーズを把握することが可能なため、在庫リスクや販売不振リスクを大きく軽減することができます。さらにメッセージ機能を活用することで、支援者とのコミュニケーションをプロジェクト期間中に深めていくことができます。例えば、新しいお店をオープンさせるというプロジェクトであれば、店舗オープン前からファンを獲得することに繋がるため、開店後客が来ないといったリスク回避にもつながります。
優れたPR効果
クラウドファンディングに掲載されたユニークなプロジェクトは、雑誌・新聞・TVなどメディアの取材を受けやすい傾向にあります。加えて、TwitterやFacebookであなたのプロジェクトが拡散されることで、プロジェクトを実行する前から、多くの人々から共感を呼ぶことができます。
まとめ
このように購入型クラウドファンディングは、非常に魅力的なビジネススタイルであることはお分かりいただけたかと思います。しかしそれを成功させるには、様々が秘訣があります。
ただ単にクラウドファンディングにプロジェクトを公開しただけで何もしないでいるとそのプロジェクト達成率はとても低い結果に終わってしまいます。
クラウドファンディングを検討している方、過去にクラウドファンディングで思ったような結果が出せなかったという方、まずはお気軽にお問い合わせください。私たちが丁寧にサポートいたします。
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